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2005年02月12日
Festival Expressに仰天
Festival Express... とんでもないことを考えた人がいたものだ。これ、1970年のカナダでの話なんだけど、ロック・フェスティヴァルを企画したのは、まぁ、あの時代だったらありがちだから、驚くほどのことではないんだけど、それを数カ所でやって、その移動に列車を使おうと考えたわけだ。そして、その列車にでっかくプリントされたのがFestival Express 1970。すげぇ。それだけでもすげぇ。
でも、もっとすげぇのはその列車に乗って移動した人たち。The BandにGrateful Dead、Janis JoplinにThe Flying Burito BrothersからEric AndersonやTom Rushがいた。さらにさらにすごいのは、彼らがフェスティヴァルを終えて次の街に移動する時の話し。なんと車両では終わることのないパーティが続けられていたというのだ。もちろん、ただ飲んで騒いでいたわけではなく、そこには音楽があった。フェスティヴァルでの演奏は、もちろん、収録されていて、それはそれで素晴らしいんだが、この「音楽」の映像が見られるのが、とんでもなく面白いのだ。
よくもまぁ、こんな映像が残っていたものだ。なんでも20年以上、誰の手に触れられることもなく眠っていたというのだが、それがみつかって音をシンクロさせ、きちんと編集して生まれたのが12日から東京で公開中の映画となるこの作品だ。おそらく、ロックが好きだったら誰でも知っているだろうけど、『Woodstock』や『ワイト島のロック・フェスティヴァル』や『モンタレー・ポップ・フェスティヴァル』と、よく似た時代を映し出す、名作映画と同じ流れにある作品で、今の人々の声がインタヴューで挿入されてはいるものの、これを見ているとあの時代となにも変わらない息づかいを、今も生きるあの人たちから感じることができるのが面白い。
すでに今は存在しない、この世を去ってしまった人たちのライヴのすばらしさはいうまでもなく、同じ車両で完全にラリったリック・ダンコとジャニスと一緒に、どこかでちょっと冷静なジェリー・ガルシアがセッションをしている様子などが展開。正直、この絵にはぶっ飛んだ。加えて、自殺してしまったリチャード・マニュエルが歌う「I Shall Be Released」の絵には、胸が締め付けられたなぁ。
まあ、映画のすばらしさは否定しようがないんだけど、DVDがすごいのは、映画のなかでは使われていなかった演奏シーンを、それだけでもゆうに1時間分は別に収録してくれていること。エリック・アンダーソンとか、やっぱ、きゅんとするし、トム・ラッシュもいい歌を歌っているなぁとしみじみ。さらに、なんで?と思ったけど、映画で使われていないジャニスの演奏とか、『霧の中の二人』ってタイトルで、なぜか日本で大ヒットしてグランド・ファンク・レイルロードと一緒に大阪球場で演奏したマッシュ・マッカーンのその曲を演奏するシーンが収録されていたり... いやぁ、魅力はつきない。というので、最近は、これにはまっておりますよ。
投稿者 hanaoyaji : 2005年02月12日 08:25