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2005年03月15日

戦後60年って、今は戦中、戦前じゃないか?

寿 12日、日頃はほとんど足を向けることのない、上野に向かった。「戦後60年、沖縄から平和を開くコンサート」を見るためだ。出演バンドは渋さ知らズ、寿、ソウル・フラワー・モノノケ・サミットの面々。4時から始まるとのことだったのだが、到着したのは開始時間を30分ほど過ぎた頃。なにせ、会場がどこかわからないので、みつけるのに時間がかかったのが理由。近くに行くと、すでに演奏している渋さの音が聞こえてきて、「あっちなんだろう」というのはわかるんだが、なかなかたどり着けない。それでもなんとか会場に到着し、チケットを購入して、入ることができたんだが、しばらくするとアナウンスがあり今日はソールドアウトになったとか。嬉しいものだ。こういったことを真正面からアピールしているライヴがソールドアウトになるなんて。

 渋さはいつも通り。彼らが悪かった試しがない。彼らのテンションがどういったあたりにあったかはわからないが、どこかでこの会場の一番上に掲げられている言葉がなにかしらのパワーを彼らに与えていたのではないかと思う。

 が、この日、自分にとって大きな発見だったのは寿というバンドだった。渋さが終わった後、ソウル・フラワーの中川君たちと話をしていて、最初は見逃したのだが、ヴォーカルのナビィの声が「伝わる」のにまず驚かされた。彼女が発する言葉のひとつひとつがストレートに伝わってくる。本当は、この日、ソウル・フラワーを撮影するためというのが主目的だったのだが、最初のバンド、渋さから撮影。(これは、いつもと違って、ちょっと遠慮がちだった。なにせ、許可を得ていなかったから。いつも大丈夫だし、彼らのことはよく知っているので、問題にならないのはわかっていたけど... ちょっと遠慮したのさ)この寿に関しては、許可ももらってはいなかったし、(ソウル・フラワーを通じて、主催者には伝わっていたと思うけど)なにも期待していなかったんだが、あまりの素晴らしさに自分を押さえられなくなってしまったというのが正しい。
寿 特に、「上を向いて歩こう」の替え歌、「前を向いて歩こう」にははまった。「涙がこぼれてもいいじゃないか」と歌われるこれは、オリジナルの作詞家、永六輔氏にきちんと許諾を取った「お墨付き」らしいのだが、これがいい。実は、あまりの素晴らしさに、涙が出た。「幸せは空の上にはない。心にある」といったくだりとか.. 数年前にソウル・フラワーがフジ・ロックに出たとき、この曲を少し歌ったんだが、「そうか、この歌は彼らのヴァージョンをちらっといただいたんだろうか」と思ったほど。実際は、「いやぁ、俺らも替え歌やってんねんけどな」とは中川君の弁。それはそれでいいけど、あの時は、(単純に忙しかったからかなぁ)涙は出なかった。けど、この日、ナビィの歌うこの曲に、涙を出しながら、がむしゃらにシャッターを押し始めていた。

 そのほかにも、真正面から平和を望む声をだし、ストレートな言葉で「歌うべき言葉」を発している彼女の力強さは、いったいどこから出てくるんだろう。それに、そういった歌がなぜ、これほどまでにじんじんと響くのか... その理由はわからないけど、初めての体験で一瞬にして彼らのファンになってしまった。こういった人たちこそ、「ヒット」するべきなんだと思うし、その可能性を感じるのだ。

 ライブの後、中川君に彼女を紹介してもらって、アルバムを買った。このアルバムはスタジオ・ライヴという形で録音されているらしいんだが、残念ながら、あのライヴの迫力をとどめるまでには至ってはいない。なにがどう違うのか... それはよくわからないんだが、歌の良さ、そして、ライヴでの良さが封印されていないというのが正直な感想。でも、彼らへの評価が幾ばくも変わってはいない。今度、チャンスがあったら、絶対に見に行こう。そして、写真を撮ろうと思う。

OZOMATLI それから2日後の14日、夕方、鮫洲で国際運転免許を取得して、芝税務署で確定申告をして、出かけていったのが銀座のアップル・ストア。明後日からオゾマトリのツアーが始まるのだが、今回、iPodの宣伝で彼らの曲が使われていることもあり、ここで、フリー・ライヴが開かれることになっていた。15日には(これから数時間後ですが)成田に向かい、イタリアに飛ぶので、今回のツアーは見られないというので、出かけていったのだが、宣伝ではアコースティック・ライヴとなっていたのに、これ、ほとんど普通のライヴと同じやんけ!というノリで、わずか30分だったけど、おそらく、OZOのことなんぞ全然知らなかったろう人たちまでをも巻き込んでの大パーティ大会へとなってしまった。さすがです。なにせ、連中のテンションが違いすぎる。一気にあのパワーを出せる彼らって、すごいなぁと再認識。今日15日は大阪心斎橋のアップル・ストアで演奏するはずなんだけど、これ、見逃したらそんですよ。もちろん、連中の本チャンのライヴはそれに輪をかけてとんでもないから、全部体験して欲しいけど。

 ということで、これからイタリアに向かいます。Street Beat Festivalの取材なんですが、向こうから更新ができるかどうか... かなり疑問ですが、なんとかやってみようと思っています。



投稿者 hanasan : 2005年03月15日 04:36

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