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2005年04月13日
敷居値は2000円かなぁ
いつだったか、テレビで「敷居値」という言葉を聞いたことがある。例えば、誰かが「良心を感じていながら、悪さをしてしまう」という時に、ある種の敷居があって、それを越えてしまうと「まぁ、いいかぁ」と思っちゃうということらしいんだが、自分の場合、CDとかDVDを買うときに、「ま、いいかぁ、買っちまえ」と思ってしまう敷居値の値段が、これまでの傾向を分析にすると2000円を切ったあたりだというのがわかる。
といっても、それは、単一のアルバムで、ちょっと気になるけど、絶対に持っていなきゃいけないものでもないし... ちょっと聞いてみたいなぁ... って流れにある作品で、このラインが2000円を切っているとけっこう手を出してしまうのだ。その結果、買ったのがこのアルバムで、自分にとってはちょっと懐かしいPOCO。といっても、このアルバムの場合、DVD(リージョン・フリーよ)とCDの2枚組で1900円弱というので、日本的な常識から考えるとめちゃくちゃ安い... というので、まぁ、ある時期のウェストコースとの音楽が好きだったら、買って当然でしょという値段なのだ。
それに、(これは買った結果としてしか言えないことだけど)内容が素晴らしかった。なんでも、04年に行われたライヴで、オリジナル・メンバーのRusty youngとRichie Furayに加えて、少し遅れて合流したPaul Cottonが中核で、彼らの70年代末期のアルバム『Legend』が好きだった自分にとって、充分「いいメンバー」によるものになるはずだった。
もちろん、結成時には後期Buffalo Springfieldのメンバーで、後にLoggins & Messinaを結成するJim Messinaや(Oasisが隠れた大傑作で、これは聞いて欲しいなぁ)、イーグルスに合流するRandy Meisnerがいるんだけど、実をいうとその頃の作品はそれほど聞いていなくて、はまりにはまったのは『Legend』であり、その次のアルバム『Under the Gun』もよく聞いていた。
まぁ、このPOCOって、いなくなったのかなぁと思ったら、89年に『Legacy』でカムバック。っても、ほとんど再結成という感じだったのに、結成以来の大ヒットをとばしているんだが、どうやらこの時はPaul Cottonは不在。まぁ、メンバーが出たり入ったりしていたんだが、結局は、ラスティ・ヤングとポール・コットンを中心に地味ながらもずっと続いていたようで、しばらくぶりに聞いてみようかと、この「敷居値段」が理由で買った見たわけだ。
そうしたら、複雑なんだなぁ... もちろん、いいのよ。ほとんど当時のままで同じように美しいコーラスを聴かせてくれるし、切ない響きを持つラスティ、ポール、リッチーのヴォーカルもそのまま。気持ちのいい、そして、もの悲しい名曲の数々は、自分にとって「裏」イーグルスであるPOCOの魅力を十二分に堪能させてくれるのだ。かなり懐かしいってのも否めないけど、派手な照明や効果もなく、ただいいメロディといい歌をいい演奏で聞かせてくれるという、「音楽ってこうなんだよね」ということを再認識させてくれるのが嬉しいのだ。
ただ、音を聞いているだけなのと、映像を見るのはかなり違って... 映像で見るメンバーたちの「老い」には驚かされるのだ。みんな「おじさん」になっていて(当然なんだけど)そういった現実をつきつけられるのが、ちょっと寂しくもあったり... とはいいながら、逆に、そういったおじさんたちが昔と同じように歌えること、演奏できることに驚かされたりって感じでしたなぁ。
で、話は元に戻るのだが、その敷居値のこともあり、2000円台後半のアルバムなんてほとんど買ったことがない。日本のアーティストのアルバムって、ほとんどがそういった値段で、おそらく、日本のミュージシャンをほとんど知らないのはそのあたりが原因ではないかと思う。
ちなみに、値段が1000円を切ってしまう、おなじみの980円ものは、けっこう頻繁に買ってみたり... といっても、ちりも積もれば同じでけっこうな金額になっちゃうんだけどね。
投稿者 hanasan : 2005年04月13日 13:18