« いかん、渡が離れない | メイン | この訳詞には、やられたなぁ... »

2005年05月06日

999円の楽しみ

The Last Waltz 基本的に値段に弱いのは関西人の性か... というか、以前もこんなことを書いたなぁ。敷居値段が2000円だという感じだったと思うんだが、今回はそれをさらに下回る999円。ご承知のように、ネット関連の経費を浮かせるためにアフィリエイトというのをやっていて、このサイトから契約しているサイトに飛んでショッピングをしてくれるとわずかながらのコミッションが入るというシステム。今このサイトではそれをamazonとやっているんだが、そんなこともあって、よくamazonをチェックするわけだ。そうすると、否応なしにバーゲンものに目がいってしまって、値段につられてついクリックしてしまうようになってしまった。なにせ、1500円以上の買い物だったら送料もタダ。渋谷やら新宿に出かけて買うよりも遙かに安くつくのだ。しかも、発売前に予約するとDVDはたいていの場合、20%以上安くなるというので、ついついここで買うようになってしまった。

 で、みつけたのがこの999円シリーズのDVD。なんか、電車やタクシーでビデオ・レンタルに行くよりも買ってしまう方が安くつく。まぁ、プラプラと街を歩いていて、たまたまみつけて買ってしまったというのもあるんだが、その最初の1枚が『ファントム・オブ・パラダイス』だった。これは、大好きなシンガー&ソングライターのポール・ウイリアムスが主演して音楽も担当している作品で、まぁ、懐かしいという感じかなぁ。で、先日買ったのがオリバー・ストーン監督の『サルバドル - 遙かなる日々 - 』と、これだけだと送料がかかるので、なんとなく『霧の中で散歩』を買った。キアヌ・リーブス主演の、まぁ、ちょっとしたロマンスものなんだが、ほのぼのとしていて、30年代から40年だといったアメリカのヒスパニックの人たちの背景なんかが読みとれて面白かった。これで、999円だったら充分だろうと思ってチェックしてみたら、あるのね、面白いのがいっぱい。

Rocky Horror Picture Show 今回チェックしてみて、びっくりしたのはザ・バンドの『ラスト・ワルツ』や『ロッキー・ホラー・ショー』までがこの値段ででていること。これはたまらんぞ。おそらく、期間限定といった感じだとは思うけど、この値段にはなぁ... 実際、驚かされる。特に、こうやってネット・ショッピングが一般的になってきて、以前だったら都市部の輸入盤屋さんでしか購入できなかったものが地方でも簡単に買えるのも嬉しい。

 さらに、面白いのは、探してみると、『カサブランカ』や『アラバマ物語』あるいは、『素晴らしき哉、人生』といった、古典の名作が、なんと500円なんて値段ででているのがみつかった。まぁ、こうなると冗談みたいな感じで、これは両親のために購入しておくってあげた。でも、どれぐらいのクオリティなのかは全然わからない。これを実際に購入した消費者の言葉を見ると、かなり安く作っているようではあるけど、映画を見るという楽しみだけで考えれば充分だろう。

 で、こういった値段をみていて思うのは、「なんでこれがDVDだけなんだ?」ということ。基本的にはすでに映画として公開されて、充分な収益を上げている、あるいは、償却が済んでいるから、これが可能なんだが、音楽の世界でここまで思い切ったものがなかなかでてこない。廉価版の値段も1000円となると、かなりレアで、安くて1500円。DVDもCDも、生産コストは変わらないと思うし、ひょっとするとJASRACに対する著作権使用料がネックとなってこういう結果を生んでいるんじゃないだろうかとも考える。確証はないんだが、映画に音楽が使用される場合にはその使用料の支払い方が違うというような話も聞いた。あるいは、それよりも再販に絡むレコード会社の体質なのか、あるいは、単純に姿勢の問題なのか... そのあたり、知りたいなぁと思う。

 だってねぇ、値段が安ければ、気軽に音楽を聴けるようになる。それが音楽のマーケットをどんどん拡大する方法のひとつだと思うし、今のように3000円もするようなアルバム、何枚も買えませんから。同じ価格で下手をすると素晴らしい映画のDVDを3枚も買えるんでしょ?そりゃぁ、ないだろうって思うじゃないですか。おそらく、近い将来、ビデオ・レンタルもなくなって全てがネット経由で見るようなるはずなんだが、そうすればそうしたで、家にかさばるDVDもおいておく必要性もなくなる。もちろん、ヴィジュアルのおもしろさもあるから、パッケージ商品が消えてなくなるとは思わないけど、この値段がネックとなって、商品どころか、音楽そのものが消えてなくなる日の方がこわいなぁと思う今日この頃。

 さて、また、安くて面白いDVDで物色するか...



投稿者 hanasan : 2005年05月06日 12:59

コメント