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2005年11月16日
なんて眩しい月夜なんだ
今日の夜空は(といっても、まだ、朝になる前の夜空よ)雲ひとつない快晴のようで、満月がとてつもなく眩しく輝いている。ちょうど今、ゴミを捨てに行ったんだけど、あまりのまぶしさ、そして、夜空の明るさにびっくりしてしまった。
その月の下にやたらにきらめくような光を放っている星があるんだけど、これって、なにだっけ? と、そんなことを思っていたら、頭のなかでこのアルバムが聞こえてきた。今回、ロスに行って、友人のウイリーが、奥さんに買ってあげたアルバムなんだけど、これ、こんな夜空の下で聞いていたら、ひとっ飛びに映画のような世界に放り込まれるってな感じ? 「ダイアナ」とかってポップな歌の世界でしか、ほとんど知られていないだろう、ポール・アンカが、ビッグ・バンドのジャズをバックに、めちゃくちゃおしゃれなスイング感いっぱいでロックの名曲を歌っているというアルバムなんだけど、これにははまった。車のなかで初めて聞くことになったんだけど、本当のビッグなバンドが完璧なアレンジで演奏し、それにのせて「ジャズ」としかいいようのない声があふれ出るように聞こえてくる。これ、一発ではまりました。
しかも、ここに収録されている曲は、いわゆるロックのヒット曲ばかり。しかも、ニルヴァーナからボン・ジョビ、キュアー、オアシス... と、そんなのが、「ン?オリジナルって、っどうなんだっけ?」と思えるほどの完全なジャズとして演奏され、歌われているわけだ。実際のところ、そういったロックの有名な曲をあまり知らない自分にとっては、それとは無関係に素晴らしいジャズ・アルバムだなぁと感心したのが最初で、カバーだと知ったのは説明を聞かされてから。いやぁ、あっぱれです。
しかも、このアルバムを発表しているレーベルはヴァーヴ。ダイアナ・クラールで大成功した老舗ジャズ・レーベルが、またまたやってくれたという感じ。これを聞いていて、思い出したのが、その昔、「コパカバーナ」というポップスのヒット曲しか知らなかったバリー・マニロウが作ったアルバム「2:00 AM Paradise Cafe」。結局、このアルバムも終生のベスト・ジャズ・アルバムということになってしまったんだが、これを聴いたときと同じような衝撃を受けたというか... なにせ、アレンジにしろ、ヴォーカルの表現力といい、もう、脱帽です!ってほどにジャズの魅力を全て詰め込んでくれているのだ。
まぁ、あまりジャズなんて興味ないって人もいるかもしれないけど、いいよぉ、こうゆうの。たまには聞いてみればどうでしょうね?バリー・マニロウより、このポール・アンカの方がロック・ファンには入りやすいかもしれませんけど。なにもかくにも曲がロック・ファンにはなじみのあるものばかりなので。
でも、それよりなにより、このアレンジ、演奏... 全てがすごすぎますなぁ、このアルバム。聞いて直ぐに買おうと思ったのって久しぶりです。まぁ、ちょっと気になるのは、アメリカ盤の輸入盤が最近、やたらに高いのって、例の輸入盤禁止の法律のせいじゃないのかしらってこと。アメリカの業者から直に取り寄せたら1800円(それに送料がかかるんだが)ぐらいだというのに、アマゾンでもアメリカ盤の方が日本盤よりも高い。そういったことに、最近、頻繁に気がつくようになったんだけど、こうやって「慣らされて」政治的な圧力を忘れさせられるのではないかと思う。どう思います?
投稿者 hanasan : 2005年11月16日 02:39