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2006年05月01日
やっと名前を覚えたKaren Dalton
最近買って何度も何度も繰り返してい聞いているのがカレン・ダルトン(Karen Dalton)というシンガー・アンド・ソングライターのアルバム、『It's So Hard To Tell Who's Going To Love』。買った発端は数年前、フジ・ロック・フェスティヴァルの大将の家に行った時に、すり切れたアナログでこのシンガーの名作と呼ばれる『In My Own Time』という作品を聞かされたこと。といっても、今でこそそのタイトルをここにこうして書けるんだが、そのときは「なんていいアルバムなんだ」と思っただけ。しかも、今となってはそれがどんな音楽だったのか、彼女の声がどんなんだったかも覚えてはいない。なによりも、「誰、これ? めちゃくちゃいいじゃん」と口にして、こんなアーティストがいたことだけは記憶に残ることになる。
そして、音楽好きにありがちなんだが、そういったアーティスト自身の名前だとか、音や声じゃなくて、これがウッドストックのビッグ・ピンク、要するに、愛してやまないザ・バンドに関わってくるレーベル、ベアーズヴィルから出ているという、情報ばかりが頭の奥深くにインプットされるのだ。
それから、数年、気にはなっていても、名前も忘れていたんだが、今年の初めだったか、中目黒にあるに行きつけのロック・バーで同じアルバムが流れて、また、気になり始めたわけだ。でもって、この3月にアメリカに行ったときにも探しまくり、イギリスでも探しまくり... っても、全然見つからない。そりゃぁそうだろう。そのときは名前もうろ覚えで... 「ベアーズヴィルのね、初期のシンガー・ソングライターで....」なんて説明しても、よほどの好き者じゃない限り答えが出ることはない。
で、ある日、しっかと名前を覚えてamazonで検索してみたら出てきたのがこの作品。自分が知っている名作、そして、ネットで探してみても、誰もが語っているのが『In My Own Time』というアルバムだから、この『It's So Hard To Tell Who's Going To Love』が本当にいいのか悪いのか、全然わからないし、想像もできないんだけど、「ええ〜い、聞かなきゃわからないじゃねぇか」と買ったところが大正解。素晴らしいアルバムなのだ。
声は、けっこう線が細いながらも、どこかでクラシックなブルースに通じるタッチを持っている。面白いのはフォーク・シンガーだなんて呼ばれていながらも、なにを歌っても個性的なブルースに聞こえてしまうというところがミソ。まぁ、実際のところ、このアルバムではクラシックなブルースやジャズをカバーしているんだが、どこかでビリー・ホリデーに通じると多くの人は語っているように、確かに、フォーク・ブルース界のビリー・ホリデーというのが一番彼女の音楽の世界を説明しやすいと思う。
この後に発表したのが『In My Own Time』という名作らしいが、これは現在入手不能。また、いつかCDになって出てくるとは思うけど、それまで待たないといけないだろうなぁ。
ということで、つれずれなるままに、買ってレコードやCDのことを書き連ねていこうと思う。
*補足です。
どうやら、カレンのセカンドがベアズヴィルから出ていたというのは、完璧な誤解で、全然そうじゃなかったみたいです。ということで、バックのミュージシャン情報からそういった誤解をしてしまったみたい。ごめんなさい。アホです。
投稿者 hanasan : 2006年05月01日 16:30