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2006年08月15日

Karen Dalton再び...はまる、はまる

Karen Dalton いつだったか、ここでKaren Dalton(カレン・ダルトン)という女性フォーク・シンガーの話を書いたんだが、この間、何げなくヤフー・オークションというのを見ていたらら、名盤と呼ばれている彼女のセカンド・アルバム『In My Own Time』をみつけてしまった。なんと2枚もアップされていたんだが、1枚は全くの新品で価格は14500円。こりゃぁ、高い。さすがに手が出ない。でも、もう1枚は8500円。これもかなり高い。が、開封して一度しか聞いていない...と、本当か嘘かは知らないけど、書かれてあって、出品している人の評価もチェックして... ええい、買っちまえ! と、初めてヤフオクなるものを体験した。

 金を払ってその翌日には手元に届いたという意味で、とてもいい感じの人だったなぁと思うが、同時に、これはカットアウト盤。しかも、オリジナルのプレスではなくて、レーベル違いの再発盤じゃないかと思う。さらに加えて、A面1曲目に傷ではないんだが、プレス上のミスなんだろう、ちょっと盛り上がっている場所があって、針圧が低いと見事に針が飛ぶし、どうしてもノイズは避けられない... という意味で、どうなんだろうと思った。でも、まぁ、そのほかは新品のようで音もめちゃくちゃいい。というので、実に嬉しいのだ。

 なにせ、彼女の存在を知ったのは、例の音楽仲間、日高氏の家。何年か前にさかのぼるんだが、聞いたとたんに「これ、誰?」だからね。めちゃくちゃええやん。と、それ以来、このアルバムを探していたのだ。しかも、このところ、仲間からやたらこのアルバムのことが聞こえてくるのだ。中目黒のバード・ソング・カフェじゃ、これが定盤だし、苗場のポールの店に行ったときにも、このアナログを見せられた。彼の場合、ファーストの『It's So Hard To Tell Who's Going To Love You』までアナログで持ってやがる。悔しいぃ!と、思っていたわけです。

 とはいっても、面白いことに、この『It's So Hard To Tell Who's Going To Love You』は、CD化されていて、これは買っていた。そのアルバムがどれほど素晴らしいか... いやぁ、語り尽くせないぐらいにめろめろになっているんですが、そんなこともあって、なんとしてもセカンドの『In My Own Time』を入手したかったわけです。というので、やっちゃいました。散財でございます。7〜8年前に細野晴臣の『泰安洋行』のアナログ(もちろん、オリジナル)を6500円の値段で引き落としたことがあったんだが、それ以来のオークション。でも、後悔はなしですな。やっぱ、いい。めちゃくちゃいい。

Karen Dalton で、その『In My Own Time』を最初に聞いたときにHDに落として... マスタリングして... 自分用にCDに焼き落としました。しかも、速攻でiTuneで抜いてiPod用に準備。嬉しいことに、今回も曲目からタイトルまでなにもしなくても認識してくれました。もちろん、その間に何度も聴いているんですけど、いいアルバムですね。特に、「男が女を愛するとき」のカバー。これは泣けるぞ。いや、泣きました。おそらく、これが最もみんなに語られる曲じゃないかと思うけど、基本的には全部カバーなんですね。ザ・バンドの『In A Station』とかマーヴィン・ゲイで有名な『How Sweet It Is』とかも入っているし、トラッドの2曲以外のクレジットに彼女の名前が見えないから。想像するに、彼女の声の素晴らしさにはまったウッドストック周辺の人たちが彼女のために一肌脱いだ... って感じじゃないかと思います。バックにジョン・サイモンとかジョン・ホールやエイモス・ギャレットの名前も出ているしね。

 だから、このアルバムは「きちんとプロデュースされている」という印象が強いですね。いい作品なんだけど、自分にとってはファーストの『It's So Hard To Tell Who's Going To Love You』の方がいいなぁと思った。これは負け惜しみじゃなくて、こちらの方が彼女の自然な魅力がきちんと詰め込まれているって感じですかね。と思って、当然、こちらのアナログも探し出したんですな。そうしたら、アメリカでは10ドルぐらいで入手可能のようです。ってもクオリティはそれほど良くはないのかもしれないけど。

 それに彼女に対する再評価が高まっているようで、『It's So Hard To Tell Who's Going To Love You』のUK盤もでるようです。しかも、こちらのUK盤なんですが、なにやら値段が高いなぁ... と思って、いろいろと調べていたら、なんでもDVD付きでレアなライヴ映像が入っているようです。っても、これもイギリスじゃけっこう安い値段で売られているようなんだけど、日本で買えば3000円を超える。悔しいなぁ... と、思いながら、こうなってしまうともう止められません。また、注文してしまいました。だって、見たいじゃないですか。あの、今にも朽ち果ててしまいそうな、か細く、絞りでるような声が、どうやって出てくるのか? 誰かが、ビリー・ホリデーのようだといっていたのを覚えているけど、ホント、ビリーがフォークやブルースをやっているという感覚なんですね。これは見たい、どうしても見たい。と、それだけのことで、再び散財です。いやぁ、音楽バカは死ななきゃ直りません。


*補足です。

 どうやら、カレンのセカンドがベアズヴィルから出ていたというのは、完璧な誤解で、全然そうじゃなかったみたいです。ということで、バックのミュージシャン情報からそういった誤解をしてしまったみたい。ごめんなさい。アホです。




投稿者 hanasan : 2006年08月15日 14:42

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