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2006年08月13日
Nocolette Larsonのライヴ買っちまった!
70年代の終わり、なぜか一気に女性アーティスト、特にウエストコースト系が脚光を浴びた時期がある。っても、昔から基本的には女性の声が好きで、いろんなアーティストを聴いていたんだけど、そんななかで「愛くるしい!」という言葉がピッタリな女性にニコレット・ラーソンがいた。これが78年に発表されたデビュー・アルバム『愛しのニコレット』(国内盤 / US import)なんだけど、プロデューサーはテッド・テンプルマンで、ドゥービーやリトル・フィートなんかを手がけていた大物。当時は、(今も、そうだね)そんなクレジットで全く知らないアーティストの作品もあさるように買っていたんだが、まずはそのあたりをチェックして、バックのメンバーを見る。すると、ほとんどリトル・フィート系だというので、「こりゃぁ、文句ないよ」と購入。そして、アルバムの1曲目、ニール・ヤングの『カムズ・ア・タイム』(国内盤 / US import)に収められている『Lotta Love』(邦題『溢れる愛』)でKOを喰らうことになります。(ちなみに、このアルバムでニールとデュエットをして、脚光を浴びていたなんて話も思い出しましたけど)この1曲だけのためにこのアルバムを持っていてもいいと思えるほどに、はち切れんばかりの『愛くるしいヴォーカル』が飛び出してくるんですな。これも、自分にとっての永遠の名盤です。
で、そのあと、同じようなメンバーと一緒にセカンド・アルバムの『In the Nick of Time』(US import)を発表して、当然のようにこのアルバムも購入。といっても、それ以降の彼女は... わからない。他の女性アーティストに気移りしたのかもしれないけど、これ以降は買ってはいなかった。貧乏人の学生にそんなにたくさんのアルバムを買えるわけがないから、この2枚に比較して驚くほどの作品じゃなかったんだろうなぁ... 徐々に彼女への関心が薄れていったということなんだろう。
そんな彼女が脳腫瘍で他界したのが1997年12月だったらしい。そんな話は全然知らなくて、なにかの機会に『A Tribute to Nicolette Larson』(US import)をみつけて、けっこうショックを受けたものだ。なにせ、享年45歳。まだまだ若い『愛しのヴォーカリスト』がなくなってしまったわけだ。
ちなみに、このアルバムに参加している人たちの顔ぶれを見れば、彼女がどれほど仲間に愛されていたかが手に取るようにわかる。リトル・フィートは当然として、ジャクソン・ブラウンからボニー・レイット、リンダ・ロンシュウタット、エミルー・ハリスに、ダン・フォーゲルバーグやジミー・バフェット、クロスビィ・スティルス&ナッシュ、キャロル・キング...さすがです。
と、なぜか彼女が気になっていたここ数ヶ月、たまたまみつけたのがこの『Live at Roxy』(US import)というアルバム。例によって例のごとく、限定とかって言葉にとっても弱いものだから、「5000枚しかプレスされていない」というので、ちょっと値段が高いんだけど、買ってしまった。ところが、その内容があまりに素晴らしくて... びっくりしています。なにせ、録音されたのは78年の12月20日。ファースト・アルバム『愛しのニコレット』(国内盤 / US import)が発表された頃。ジャケットの記録を見ると、彼女のプロモーション用に制作されたものらしいんだけど、実際にプロモーション用のアナログがでていたのではないかと察する。(当時、そういったものがけっこうあったから)
よほど彼女に入れ込んでいたんだろう、このライヴ録音にもテッド・テンプルマンがプロデューサーとして名を連ね、バックのメンバーもデビュー・アルバムの主力が集められている。っても、クレジットなんてなくて、ライヴのなかで彼女がメンバーを紹介しているからわかるんだけど。それに、今気がついたんだけど、このCDをiTuneに落としてみたら、曲名と一緒にバックのパーソネルがみんなでてきた。当然のようにビル・ペインもいるし、ポール・バレルやアルバート・リーなんかの名前も見える。おそらく、客席にはローエル・ジョージもいたんだろうなぁ... と思う。と、完璧なバックにサウンドのクオリティも文句なし。デビュー・アルバムがそのままライヴで楽しめる感じで、これはいい買い物をしたと思う。最もヴィヴィッドな時代のライヴを最も素晴らしいクオリティで残していてくれたことになる。
このことを書くに当たってニコレット・ラーソンへのトリビュート・サイトをみつけて、『The Very Best of Nicolette Larson』(国内盤 / US import)というアルバムに、ここに収められている2曲が収録されていることを知ったんだけど、その他はブートでしかでていなかったんだそうな。おそらく、ここに収録されているもので、あの日に録音されたものの全てではないかと思うけど、あまりの完璧さに「買って良かったなぁ」と思ってます。
ちなみに、私のアルバムに書かれている番号は4714。ということは、あと数百枚でなくなるってことなんでしょうか。もし、当時の彼女が好きなんだったら、これは持っていた方がいいと思うなぁ。
投稿者 hanasan : 2006年08月13日 16:41