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2006年11月20日
連日のEdgar Jonesにリトル・クリーチャーズ、そして、やはり腰痛
前日の渋谷クアトロでエドガー・ジョーンズを見た後は、速攻で帰宅した。なにせ、その翌日、できるだけ早い時点でレポートをアップして、より多くの人に、この特異な味を持ったアーティストを見るチャンスを与えたいと思ったのがその理由。なにせ、こういったアーティストが何度も何度も来日することができるわけではなく、次はいつになるかなんてわからない。何度も来日している大物アーティストだとか、すでに実績もあるような人たちに関しては、そんなに焦る必要もないし、自分がわざわざ骨を折ることもないと思うんだけど、「好きなアーティスト」で、売れていないだろうなぁ... なんて思うと、そんな気持ちが出てきてしまう。なんとまぁ、損な性格だこと。
会場は代官山ユニット。当然のように、自宅から歩いて会場に向かった。といっても、いつも歩いている距離を考えたら、非常に短い。時間がないから、いつものように運動のための歩きはできなかった。実に残念。しかも、翌日朝から始まった雨は全然止むことなく、ここ数日、全然運動していないことになる。特に、このライヴの日は腰痛がひどく、撮影するのも大変だった。なにせ、動くたびにキリキリとした痛みが走るのだ。そのせいか、撮影に集中できない。もちろん、ある程度の写真は撮って当然だし、それは見てもらったらわかるんだけど、こんなことのためにシャッター・チャンスをかなり失ったのは確かだと思う。だから、早く直さないと... 絶対に直してやると、また決意を強くするのだ。
この日のライヴの後、エドガーのアルバム『Soothing Music For Stray Cats』を日本で出してくれたT氏と、この日のサポート・アクトとしてステージに立ったリトル・クリーチャーズのドラマー、栗原氏と、けっこう深い話をしてしまった。音楽メディアのあり方から今の音楽の意味などなど。その時、「今、僕らが聞かされているのが音楽だと思っているのって、おかしいよね」という言葉が自然に出てきてしまった。テレビやラジオから聴くものに襲いかかるように押し出されてくるものが、自分には音楽だとは思えないし、僕らは「音楽を聴く」という行為さえも失ってきているのではないかとも思う。
このことはいつも思っているんだけど、特にCDの時代になってから、僕らは本当に「音楽を聴いているんだろうか」という疑問が強くなっている。確かにCDはLPよりも多くの時間の音楽を詰め込めることができる。アナログだったら片面で30分が限度で、両面でも60分。といっても、たいていの場合、片面で一区切りということで、じっくりと音楽を「聞く」時間を作り、そうしていたように思えるのだ。人間が集中して音楽を聴くことができる時間なんて、そんなに長くもないだろうし、そんな意味で言えば、CDは「音楽を聴く」ためではなく「流す」ための道具なんじゃないだろうか... とも思えてしまうのだ。
おそらく、そんな反動のなかで再びアナログを引っ張り出して聞き始めているようにも思うし、iPodというデジタル・オーディオ機器に音を入れる時にも、中心となるのが昔の音楽になってしまうんじゃないかとも思う。あるいは、単純に年齢のせいかねぇ? 実際のところ、CDでしか発売されていないここ10数年のバンドのことは、ほとんど知らないし... なんだろうね、この変化は。
そう言えば、初のCD化ということで注文していたカレン・ダルトンの名作『In My Own Time』がやっと到着した。素晴らしいパッケージだ。まずはそれに驚いた。デジパックでかなり分厚いブックレット付き。ここにはレニー・ケイからニック・ケイヴ、それに、デヴェンドラ・バンハートあたり(後者はインタヴューをまとめたものだが)の解説も付いていて、おそらく、未発表ではないかと思う数々の写真も加えられていて、このCDを作った人たちのカレンに対する愛情を感じることができるのだ。
オリジナルのマスター・テープからリマスターしたということで、オークションで買ったアナログをデジタル化したものよりは、遙かにクリアに音が聞こえてくる。特にバックのストリングス、ヴァイオリンの音などが美しくて、音の奥行きが深まったというのが第一印象だ。カレンのか細い声も良く聞こえる。実に嬉しい。
しかも、このCDと共にアナログもプレスされたようで、このリマスターによって作られたものであったら、入手して聴き比べてもいいかもしれない... なんて思いだしている自分が、救いようのない音楽バカのように思えてしまうのだ。オークションで購入したものは、オリジナルのプレスらしいが、頭のあたりでちょっとしたソリがあって、通常だと音飛びが起こるのだ。それがない状態で、このリマスターだったら、どんな音が聞こえてくるんだろう... 興味津々なのだ。でも、どこで買えばいいんだろう?
さて、腰痛の方だが、あまり変化はない。若干だが、「ドン」とした痛みから、少し刺すような痛みに変わったようにも思えるが、それは気のせいだろう。サーノ博士の『ヒーリング・バックペイン』は、ほぼ半分を読んだところ。TMS理論の骨格がやっと見えてきたという感じかな。やはりオリジナルの方が「意味」を理解しやすいと思った。もちろん、『腰痛は怒りである』も役には立つんだが、なにかが不足している。とはいっても、「この本を読んで腰痛がなくなった」という人たちの声については、未だに懐疑的だ。もし、そんなことになったら、嬉しいんだが、さて、どうなることやら。
投稿者 hanasan : 2006年11月20日 17:38