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2007年02月16日
Rodrigo Y Gabrielaが動き出す
昨年の5月13日にここで紹介したのがロドリゴ・イ・ガブリエラというメキシコ出身で、現在はアイルランドのダブリンにベースを置いているユニット。ロドリゴという男性のギタリストと(リード中心)と女性のガブリエラ(リズム中心)で、イというのがスペイン語で、英語のandを示す言葉と、単純に名前を並べているだけの二人なんだが、彼らがとんでもない。ジプシー的でアコースティックな音楽にハードなロックの感覚を持ち込みながら演奏しているという感じで、そのあたりについてはSmashing Magでやったレヴューに書いている。
それが昨年の5月だったんだが、面白いことに昨年の9月ぐらいからこのアルバム、最新作となる『Rodrigo Y Gabriela』が売れ始めた。ご存じのように、ここでもSmashing Magでもamazonとのアフィリエイトをやっていて、毎日、どんなアルバムがチェックされて、どれぐらい売れているかを確認できるんだが、なにがきっかけなんだろう、動きが出てきた。加えて、両方のサイトのアクセスログも毎日のようにチェックしていて、どんな言葉を検索してサイトにやってきているのかもわかる。同じように、昨年の9月ぐらいからロドリゴ・イ・ガブリエラを検索ワードとしてビジターが増えているのだ。
嬉しいなぁと思いつつ、悔しい思いもあった。実はあの頃から日本でどこかのレコード会社が発売してくれないかなぁ... と、いろいろと動いていたのに、なかなか見つからなかったからだ。といっても、日本のメジャーは、もともとアメリカやイギリスの音源がいっぱいあって、それを発表しなければいけないというので、よほどのことがなければ相手をしてくれない。昔、まだまだCDが売れていた頃はそれぞれのレコード会社が独自の色を作るためにさまざまなアーティストをリリースしてくれたんだけど、どこも寂しい風が吹いているようで、ここ数年、こういった動きが少なくなっている。自分自身、そういった活動を積極的にしていたのは90年代半ばまでで、その頃にリリースをアレンジしたり、独自に企画したアルバムのリストはこちらで作っている。すでに国内盤はライセンス契約の時期が過ぎて入手できなくなっているものもあるし、他の会社がリリースしているものもある。それがどうであれ、世の中にはメジャーの裏で、あるいは、そういったところでは相手にされなくても素晴らしい音楽がいっぱいあって、きちんとプロモーションさえすれば売れる.... という言い方はあまり好きじゃないけど、多くの人に愛されるものがあるわけです。だから、彼らをなんとかしたかった。
そして、紆余曲折の後、なんとかめどが見えてきたのが嬉しい。まだ、どこからどういった動きとなるのかはわからないが、うまく言えば、これをきっかけに彼らとインタヴューをしたり、取材できるかなぁ.... なんて思っていたら、なんと彼らが今年のサウス・バイ・サウス・ウエストというフェスティヴァルに出演するという情報をつかんだ。たまたま、昨年は日本から三味線のアーティストを数組出演させるというので、急遽、MCをやってくれないかという依頼があって、それでこのフェスティヴァルを初体験。といっても、この三味線ツアーのためにフェスティヴァルそのものは2日間しか体験することができなかった。加えて、MCの仕事の絡みで、自分の好きなアーティストが演奏しているのに見られなかったり... と、けっこう悔しい思いをしたことから、今年は取材で出かけようということになったのだ。
で、昨日、たまたま出演者のリストを受け取ってチェックしていたら、そこにロドリゴ・イ・ガブリエラをみつけたのだ。その他、気になったアーティストはぽろぽろあったんだが、今の自分にとって彼ら以上の魅力を感じるアーティストはいない。となれば、突然、ワクワクしてきた。なにせ、アメリカでもブレイクの兆しを見せ始めていて、ライヴでの人気はかなりのものとなっているというのだ。そんな現場で彼らを体験できるのだ。すでに、『Rodrigo Y Gabriela』におまけで収録されているDVDで、ライヴの様子を見ているし、彼らのライヴ・アルバム『Live: Manchester and Dublin』も愛聴している。あの迫力を生で体験できるとなると... と、想像しただけでワクワクしてしまうのだ。
ちなみに、しばらく前まで『Rodrigo Y Gabriela』が2000円弱で売られていたらしい。amazonでは少し高いようだが、もし、どこかでこれをみつけたら、速攻で買ってください。絶対に損はさせませんから。私の仲間でメタリカ好きが、そのカバー・ヴァージョンをやっているというだけで惚れ込んでしまいました。他に、ツェッペリンもやっているし... ロックなラテンというか、ラテンなロックというか... このあたりがここ数年、めちゃくちゃ面白いですな。
投稿者 hanasan : 2007年02月16日 12:37