« 2008年01月 | メイン | 2008年05月 »

2008年02月20日

Boikot来日

Boikot ヨーロッパのオルタナティヴなシーンには面白いバンドがわんさかいるんだが、おそらく、スペインで最もラディカルなバンドのひとつがボイコット。そのボイコットが明日来日して、23日からツアーにはいる。

 彼らと初めて出会ったのは昨年のストリート・ビート・フェスティヴァル。イタリアの闘うロッカー、バンダ・バソッティが毎年、ヨーロッパから日本やアメリカのゲストも招いて続けていたツアーでのこと。そのときの様子はこちらでチェックできるんだが、その初日、イタリアのナチズムからの解放を祝福する祝福するパルチザン(ファシズムと闘ったイタリアの抵抗運動)の街、レッジョ・エミリアが初日だった。そのとき、バンダ・バソッティの取り巻きのひとりが熱心に彼らのことを説明してくれたものだ。

「ボイコットはスペインのバンダ・バソッティみたいな感じで、こんな小さなところで彼らを見られるのはラッキーだよ。連中はスペインじゃ、めちゃくちゃビッグで、わずかなギャラでここまで来てくれたのが嬉しくてさぁ」

 彼らがいかにビッグなのかは、想像するしかないんだが、彼らの持ち味といえば、攻撃的でストレートなパンク。おそらく、ザ・クラッシュの直系といった感じのパンクで、バンダ・バソッティのようなスカ的な感覚はあまり感じない。それでもパワーで突っ走るという感じで、とてつもないエネルギーを感じさせるのだ。

Boikot 彼らにとって最新作となるのが『Tus Problemas Crecen』(US import - with DVD / UK import - with DVD / iTunes)という、DVDとCDの2枚で構成されたアルバムで、今、チェックしてみると、アメリカ盤が比較的低価格で入手できるので、興味のある方はそれを聴いていただければいいと思う。その金もなかったら、26日には渋谷でフリー・ライヴがあるので、そちらに出かけるのがいいだろう。加えて、彼らのMy Spaceに飛べば、この最新作の曲を聞くことができる。

 ツアーの詳細は、今回の招聘元となっているJaponicus(ジャポニクス)ここに記されていて、26日に渋谷のGig Anticという会場で開かれる「パンク・パーティ」は入場無料。その他の会場もCDを買うよりも安い値段で、彼らの他に数々のバンドを楽しめるようになっている。どう考えても一銭にもならないツアーだと思うんだが、そうやってまで日本に来てくれるのが実に嬉しい。

 ちなみに、ヨーロッパの先鋭的でホットなバンドを次々と招聘しているのが、このJaponicus(ジャポニクス)。昨年は、ここ数ヶ月、最も気に入っているバスクのメタル・バンド、ベリ・チャラックを彼らが招聘して、六本木で同じようにフリー・ライヴを開いてくれた。そのとき、彼らの撮影をしているんだが、その結果が、こちら。あれ以来、彼らのアルバム『Jaio.Musika.Hil』と『Libre』を聴き狂っているという感じかな。この二枚はかなり高いんだが、iTunesでも購入できるようなので、ぜひ聞いてもらいたいものです。


投稿者 hanasan : 13:56 | コメント (0)

これが軍隊だろ? 沖縄で、岩国で...

グアンタナモ、僕達が見た真実 我々日本人を人間とも思わず、レイプし、愚弄している人間達の素顔だろ? と、そう思う。たった今、『グアンタナモ、僕達が見た真実』という映画のDVDを見て、軍隊なんぞ、そんなもの以外ないじゃないかという思いを強くしてしまった。

 本当は映画館で見たいと思っていたんだが、なかなかチャンスがなくて、DVDを取り寄せて、やっと見ることができたのがこの『グアンタナモ、僕達が見た真実』。当然ながら、これは映画であり、「真実」ではないし、ドキュメンタリーではない。演出もあれば、脚色もあるだろう。が、「真実」に基づいた話であり、多分に「真実」を語りかけてくれているだろうと察する。というよりは、逆に、「真実」はこれよりも残酷で、嫌悪感を催させ、吐き気まで感じるものではなかったかと思う。というか、そう想定する方が、遙かに論理的に正当性を持つと思えるのだ。ニュースを通じて、イラクの監獄で「アルカイダの兵士」とされた人たちがどういった扱いを受けていたかを、嫌というほど知らしめられてきたし、「あれが作り事だった」とはとうてい思えないからだ。

 おっと、こんな話を続けても『グアンタナモ、僕達が見た真実』がなにかを全く知らない人には全く話が通じないと思うんだが、これは、イギリスからパキスタンに渡り、「どんな感じか見てみようぜ」とアフガニスタンに向かったイギリス人の若者達に起こった話を映画にしたもの。彼らが「アルカイダの兵士」と見なされた後、北部同盟に拘束され、アメリカ軍に引き渡されてキューバにある米軍基地、グアンタナモに2年以上にわたって不当に拘束されていたというストーリーをベースにしているんだそうな。

 そこでなにが行われていたか... 押して察するべし.. だろう。どう考えても拷問以外の何物でもない扱いを受けたのがこの若者達。あまりに当然のように「人権」が無視され、脅迫の下での自白を迫られる。中国だとか、ミャンマーに対して「民主化」を要求している「民主主義の国」「自由な国」アメリカの正規の軍隊がここでなにをしているかと言えば、戦前の日本の軍部、特高と一切違いはない。でっち上げでつるし上げ、拷問を繰り返して自白を迫る... ひょっとして、日本の警察もそんなものなんだろうなぁと思うし、そんな事件が幾度も報じられている。いつかうちにやってきた公安が、まるでやくざのように自分を「脅した」こともあったし、正直言って、「こいつらやくざより怖いなぁ」と思ったもんだ。「戦時中」だとか、「特別な状況下」だからという言い訳で、軍隊や警察に自分たちがどんな目に合わされるかと想像すると、人ごとだとは思えない。

 いつも思うことなんだが、軍隊や警察は「国民」を守るために存在するのではない。彼らは「国」を守るのであり、その犠牲にされるのが「国」を成している「民」なのだ。だからこそ、「国防」のためという言い訳で、独立している日本に「外国の軍隊」がふんぞり返り、国民をまるで虫けらのように扱っているのだ。

 百歩譲って、ひとりひとりの「兵隊さん」は悪い人じゃあないってのを認めてもいい。が、思い出せばいい。戦前だってそうだったろ? その「いい兵隊さん」がどれほどの殺戮を犯してきたのか? 軍隊や警察は「国を守る」という信仰の下で、そういった犯罪を「簡単に正当化」できる存在なのだということを肝に銘じなければいけない。だからこそ、我々は「そんな権力から全く力ない自分たちを守るもの」として法律をとらえなければいけないと思う。ところが、「管理」を目的とした法律ばかりが幅をきかせ、「我々を守る」憲法が民主主義からは遙か遠い「国民投票法」で変えられようとしていることを「恐怖」として認識しなければいけないと思う。

 ともかく、あの映画に出てきたのが米軍のマリーンという奴らだ。彼らがこの国にどれほど存在するのか? なんでも米兵が基地の外には外出できないという「お達しを受けた」という報道がされたようだが、その数が3万人なんだとか。そんな連中、この国から出て行けばそれですむことだろうに。民の面倒を顧みない政府が我々の税金で養っている連中が日本から出て行けばそれで十分事足りるのだ。

 日本の国防は? という問いかけがあるのなら、民を食わせられない国には「国防」なんぞ存在しませんよ。やれ、中国からの毒餃子だとか、農薬野菜だと騒ぐ前に、我々がどれほどの毒を食わされているのかを考えればいいだろう。誰のせいだい? 日本の農業を殺したのは政府と役人と政治家どもだろうが。その結果生まれてきた食品偽装なんぞ、珍しくもないんじゃないの? 自然と生きることなく、バランスを欠いた生活を我々に押しつけて、なにが「食の安全」で「国防」なんだ? しかも、エコだなんだとかいながら、無駄なCD2を生む産業で「経済」を求め、異様の量のCD2を生み出す輸入食物に依存しているこの国を司る政治家のどこに「国防」意識があるんだい? 

 挙げ句の果てに、最新鋭の軍艦が民を殺しかけているんだろ? (すでになくなられているかもしれないと危惧している)警官は拳銃で自殺するわ、自衛隊員が犯罪を犯すって報道がどれほどなされているか? そんな連中がホントに「民」を守ってくれると、あなたたちは真剣に信じているんでしょうかね? 災害となったら、やたらと強調される自衛隊。やって当たり前のことをして、騒ぐことなんてありませんわ。ところが、使いもしない武器のために血税を吸い取られて、貧しさを押しつけられているのが国民だ。自衛隊の存在そのものが「罪悪」なんですよ。実戦になったら、使い物にもならない最新鋭艦を買う金があれば、どれだけの人間が生き残れるか? そんな計算、ガキにもできるぜ。

 と、わずか一本の映画からここまで思える私って、かなりおめでたい。最近BBSに大量のスパムが送り届けられるのは、おそらく、本音を書いていることへの嫌がらせなんだろうなぁ。でも、あんなもの、いつだってなくしてしまえば、それでむだけの話だから、全然気にしてませんけど。


投稿者 hanasan : 05:08 | コメント (0)

2008年02月15日

Soul Flower Union - 辺野古の闘いは続く

Soul Flower Union これから数時間後にビョークの撮影のためにソウルに飛ぶことになっているので、あまり時間がないんだが、できるだけ早くこのことは伝えておかないといけないと思うので、簡単にですが、書き残しておきます。

 1月13日にここで書き残しているように、ソウル・フラワー・ユニオン / ソウル・フラワー・モノノケ・サミットのピース・ミュージック・フェスタ!辺野古2007でのライヴがDVDとして3月5日に発表される。発売日が決まって、どんな内容になるか、中川君から連絡をいただいたので、ちょっと説明しておこうと思う。

 なにせ、これはただのライヴ映像ではないのだ。もちろん、ライヴの様子は全てここに収められているのだが、できるだけ「辺野古」を巡る状況を伝えようと、ここには『アメリカの戦争と日本』という、藤本幸久監督による短篇ドキュメンタリーが収録されている。本土にいたら、沖縄が直面している現実をなかなか肌で感じることはできないんだが、少しでもそれを知ってもらおうという試みだと思う。

 さらには、小林アツシ監督映画の作品、『基地はいらない、どこにも』の予告編から、昨年暮れに神戸の長田神社で演奏されたソウル・フラワー・アコースティック・パルチザンによる『辺野古節』のライヴ映像など、てんこ盛りとなっている。

 それどころか、美しい浜と醜い現実に触発されて生まれた名曲『辺野古節』4ヴァージョンも収録されたCDもおまけで付いてくるといった具合で、これが単純な商品ではないこともわかってもらえると思う。

 すでにamazonで予約が始まっているのだが、嬉しいことに現時点で3000円弱でこれを買うことができる。ぜひ、買ってください。そして、音楽がどれほどの力を持っているのか、沖縄や辺野古がどんな状況に直面しているのかを感じて欲しいと思う。

 その沖縄で、先日、米兵が14歳の少女をレイプした事件が報じられたのを知っている人も多いだろう。表面に出てくるのは氷山の一角にしか過ぎないことは地元の人なら知っているはず。こんなことが許されてたまるかと思う。しかも、イージス艦の艦長がこれを聞いてぬかしやがった言葉にまたぶち切れた。正確に彼が言ったのはI'm sorry to hear thatですよ。訳を見れば、「非常に遺憾に思います」となっていたけど、違うよ。「残念ですね、そんなことを耳にするのは」と、人ごとなんだよ。

 日本から米軍基地を全てなくすべきです。日本は独立した国であり、なんでこの国に外国の軍隊がふんぞり返り、そんな連中のためにとんでもない額の税金が使われなくてはいけないのか? 医療保険も払えない、極貧にあえぐ人たちが飢えで亡くなったり、一家心中しているという現実があるのに、あいつらが俺たちの税金でのうのうと生活しているのを見ると胸くそ悪くなる。

 俺たちはこんな状況をいつまで許しているの? 変えようよ。普通に生きる人たちの視線で政治に責任を持つ人を僕らで選ぼう。選挙に行こう。声を上げようと、いつも思います。


投稿者 hanasan : 08:42 | コメント (0)