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2009年06月14日

ちょいとマリワナ屋さんで一服

The Untouchables リラ・ダウンズの取材でロサンゼルスを訪ねたとき、ひさびさにヴェニス・ビーチにある友人の家に泊まった。かつて、ジ・アンタッチャブルズという、ザ・スペシャルズへのアメリカからの解答として日本でも知られるようになったバンドがデビューした頃のマネージャーがその友人で、今調べてみると『Wild Child』というアルバムが、オリジナルに数々のボーナス・トラックを加えて、手に入るようだ。

 ちなみに、ロスに行くと必ずお世話になるのが、かつてジャンプ・ウィーズ・ジョーイ(アルバム、『Ska-Ba』で80年代の終わりにデビューしているのではないかと思う)というバンドで日本でもかなり売れたスカ・バンドのドラマー、ウイリー・マクニールなんだが、彼がジ・アンタッチャブルズに加わったこともあり、そのアルバムが、日本では当時ソニーから出た『Agent Double O Soul』。ちなみに、実は、ジ・アンタッチャブルズは今も活動を続けているらしく、その動向は彼らのMy Spaceで確認可能だ。今回、ロスを訪ねたときにその時のメンバーのひとりと出会っているんだが、酒屋さんで働きながら、今も音楽をやっているというのが嬉しかった。

 それはさておき、かつての彼らのマネージャーから、「ちょっとマリワナ屋さんに行くんだけど、つきあう?」と言われて、覗いたのがヴェニス・ビーチにあるお店。日本では「汚染」という言葉に伴って、まるで「害毒」のように吹聴されているあのマリワナをきちんとショーケースに並べて、陳列している、そんなお店だった。

医療マリファナの奇跡 おそらく、日本では知らない人の方が多いのではないかと思われるのが、アメリカで前回の大統領選挙に伴って行われた医療用マリワナの合法化に関する投票。実は、その結果、合法化されたのがカリフォルニアなんですが、そんなニュースが日本で流れたことはないように思える。ひょっとして、見たことがないだけないのかもしれないので断定はしませんが、日頃の報道を見ていると、どう考えても「あり得ない」ように思うんですな。なにせ、どのマスメディアでも「大麻」と並んで出てくる言葉が「汚染」。その言葉を辞書で調べてみたら、「汚れること。特に、細菌•ガス•放射能などの有毒成分やちりなどで汚れること」ということからもわかるように、明らかに「大麻が毒物でもあるかのような」意味を込められていることに気がつく。それだけではなく、薬物という書き方も大嘘だ。一般的には薬理作用を有する化学物質を意味するのであり、大麻は草に過ぎない。

 さらに加えて、「マリワナ中毒」の患者が紹介され、「マリワナから抜け出す」ために収容されている施設までが登場する。そんなアホな話があるかい? と、調べてみると、NHKの報道に登場したその場所で「マリワナ中毒患者」が強調されていたにもかかわらず、取材対象になった人物が「マリワナだけ」でそこにいるとはとうてい考えられないのだ。それよりも「そういったイメージ」を植え付けるためのプロパガンダとして「マリワナが強調されている」のであり、少なくとも報道と呼べる代物ではなかった。もしも、報道であるのならば、当然、カリフォルニアで自分が体験した「医者の処方箋を持ってマリワナを買いに行く」という日常的な行為が存在する国外での事情と比較して、少なくとも「検証」すべきだろう。しかも、この処方箋というのが単純な手紙のようなもので、医者に行けば誰でももらえる代物。もし、仮に、「大麻汚染」とか「薬害」と呼ばれるものがあるのであれば、そんな「許可証」を渡す医者は悪魔か鬼畜かってなことになるはずだ。

 しかも、「医療用マリワナ」とはいっても、その友人のみならず、同じく、「許可書」を持っている彼の奥さんも全く病人ではないのですよ。実際に本人に尋ねてみると、「誰でも行けばもらえるよ」とのこと。しかも、このとき、彼が買っていたのは「マリワナいりのクッキー」を少々。NHKやメジャーの放送局が「報道」するような「マリワナ中毒者」の世界とは全く違うんですな。なんだか、ワインをたしなむところに似ている。実際のところ、どう見たって彼らが「中毒患者」には見えないし、社会的にも地位のある人なんですな。この現実の違いを「大麻は怖い」とか「大麻汚染」(それにしてもひどい言葉だと思う)と「宣伝」しているニュース番組を制作している人たちはどう説明してくれるんだろうと思う。

 ちなみに、このとき、お店の人に尋ねたんだけど、ちょっと強めのスティックが1本で20ドル。弱いのは10ドルということなんですけど、私の実感は「高い」。まぁ、オーガニックで「安全な」マリワナということで、そういった値段がついているんだろうなぁと思う。

 いずれにせよ、日本の報道機関の大麻に関する報道はあほらしすぎる。なにせ、被害者がいないのに、まるで重罪であるかのような印象を受け付けることに躍起になっているあたり、北朝鮮のてニュース番組とどこが違うのよ。問題はそれを意図的に行っているという時点で、すでに「ジャーナリズム」ではないし、そんな嘘を公のメディアで流しているという意味で、彼らは「犯罪者に等しい」と思うのですよ。それだけではなく、そんなことよりも、もっと報道しなければいけないことがいっぱいあるでしょうに... 「誰と誰が交際している」といったゴシップにも辟易。ニュース番組でゲーノー人が結婚したとか... もう勘弁してくださいよ。そういえば、先日の「花屋さん」が栽培していて捕まったときのニュースも強烈だったなぁ。「専門知識を使って薬物を...」といった内容だったと思うんですが、マリワナは、放っておいても元気に育ちます。なにせ、もともと雑草なんだから。



投稿者 hanasan : 2009年06月14日 23:56

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