Goro Nakagawa @ Shimokitazawa La Cana (1st Feb '04)
   |
 |
 |
 |
すでに一般的にはアルバムのライナーや訳詞家としてよく知られているのが中川五郎。ここ数年精力的に音楽活動を再開させていたようだが、シンガー&ソングライターとしての中川五郎を見たのは数年ぶりで、その前に見たのは... 笑われてしまうかもしれないけど、30年ほど昔にさかのぼる。ピート・シーガーの曲を訳して歌っていた"腰まで泥まみれ" (Waist Deep In The Big Muddy)やフォーク&ロール(!?)の"殺し屋のブルース"といった初期の政治的な歌が影を潜めて、けっこうほのぼのとした内省的な歌を好んで歌っていた頃だと思う。といっても、同じ頃から歌っていた、そして、30数年ぐらい後のこのライヴでも歌ってくれたエリック・アンダーソンの名曲"恋人よベッドのそばにおいで" (Come To My Bedside)からもわかるように、実は、愛とセックスの歌でこそ彼は本領を発揮しているように思える。今は入手できないようだけど、『25年目のおっぱい』とか『また恋をしてしまったぼく』といったアルバムからもそれは想像できる。
この晩、シンガー&ソングライターとしての中川五郎のライヴで嬉しかったのは、"Come To My Bedside"や、たまたまNitty Gritty Dirt BandのDVD"Will The Circle Be Unbrokwn - Father Along - "レヴューでちらっと書いた、Jerry Jeff Walkerの名曲"ミスター・ボージャングル"を歌ってくれたこと。これはきわめて個人的な思い入れのせいかもしれないけど、加えてクリス・クリストファーソンの書いた"ミー・アンド・ボビー・マギー"なんて歌われたらたまらなかったと思う。30余年が過ぎた今でも「自由っていうのは、失うものがなにもないことだ」というフレーズが焼き付いているんですよ。
でも、新しめの歌も楽しかったですよ。『90センチ』や『30歳の子供』(昔書いたらしいけど)、それに、自分にとっては"Bring It All Back Home"というアルバムに収録されているHothouse Flowersのヴァージョンで泣いたトラッド、"Lakes Of Ponchartrain"を彼が歌っていたのにびっくり。なんか、原曲とちょっと違うなぁと思ったんだけど、これって勘違いなのかなぁ... と思っていたら、連絡があって、「違うよ、あれはね、シャロン・シャノンのアルバムでホットハウス・フラワーズのリアムが歌っている曲で、On the Banks of Old Ponchertrain (『ダイヤモンド・マウンテン・セッションズ』に収録)を訳して歌っています」とのこと。じゃ、聞いてみよう!
ともかく、この日、彼が歌い出した頃と同じ年齢のMagライターがこのライヴを見ている。彼がどんなレヴューを書くのか興味津々だ。
comment and photo by hanasan
==>Back To The Top Page : JPN / ENG. |
|
|