button South by Southwest Music Festival + Conference
@ Austin, Texas (12th-16th Mar '08)

Feature Special SXSW 2008

- Intro -
SXSW 2008
 なんとマンホールのなかでライヴが開かれていたという話を耳にしたのは、偶然知り合った日本人、SXSWまで遊びに来ているという女性からだった。なんでも宿泊していたところの知人から情報を得て、出かけていったらしいんだが、本当に「マンホールの中に入っていったら、そこでライヴが開かれていた」というから驚かされる。

 昨年、同じSXSW特集のイントロで書いたように、「まるで街が踊り出している」とでも言えそうなのが、テキサス州はオースティンで毎年3月に開催されているSXSW(サウスバイ・サウスウエスト・ミュージック・アンド・コンフェレンス)と呼ばれるフェスティヴァル。一般的なフェスティヴァルのイメージとは違って、街中のホールからライブハウス、バーからレストラン、はたまた洋服屋さんのなかからスーパーマーケットの軒先や広場まで、街中でライヴが同時進行で開かれるというもの。

 今年、公式に発表された出演者数は約1400と、昨年より200バンドぐらい増えたんだとか。とはいっても、当日の飛び入りゲストもあれば、キャンセルもある。加えて、それはあくまで「公式に発表」されたものであって、前述のようなマンホール・ライヴといった例からも想像できるように、個人の家の庭でライヴが開かれたり、パーティがあったり、ストリートでもライヴが進行しているということを考えれば、いったいどれほどの数のアーティストやミュージシャンがここに集まっているのか、全く想像もできない。

SXSW 2008 音楽ファンにとって嬉しいのは、こうやって街中が踊っているような「祭り」の雰囲気のみならず、日本ではなかなかお目にかかれないミュージシャンを、比較的小さな小屋で見られたりすることだろう。しかも、そんななかには「歴史」に名前が残っている「伝説的な」ミュージシャンも数多い。おそらく、そんななかのひとりが名作、『いとしのレイラ』を生んだデレク・アンド・ドミノスのメンバーであり、核であったボビー・ウィットロックだったりするんだろう。昨年は音楽界への功労を評価されて受賞した彼が愛妻のココ・カーメルとふたりで短いセットを見せてくれたんだが、今年はバンドを伴って演奏。あの名曲、いとしのレイラのとてつもなく素晴らしいヴァージョンを生で堪能することができた。これが古くからのロック・ファンには随喜の涙を流してしまうような瞬間だったというのは、言うまでもないだろう。

 さらに、アイリッシュ・ソウルなんて言われたのはずっと昔の話で、すでに巨人としか言いようのないヴァン・モリソンからホール・アンド・オーツのダリル・ホールやR.E.M.といった著名なアーティストから、ロック・ファンには名作の誉れ高い『オン・ツアー・ウィズ・エリック・クラプトン 』で、ソウルフルなヴォーカルを聞かせてくれるボニー・ブラムレットやU2の傑作、『ヨシュア・トゥリー』をブライアン・イーノとプロデュースし、傑作、『アカディ』を発表しているダニエル・ラノワのライヴが、まるで渋谷の小さなライブハウスのような会場で開かれたり... 嬉しくて嬉しくてたまりません。

SXSW 2008 一方で、おそらく、これからどんどんと頭角を現してくるだろうといったミュージシャンから、すでにいろいろなところで話題になり始めているアーティストに、アメリカやイギリスといった英語圏のみならず、スペインからヨーロッパや南米にアジアのアーティストも数多く発見することができる。とはいっても、わずか数日間に集中してライヴが開かれることもあって、見たいミュージシャンが同時にどこかで演奏しているという「嬉しい悲鳴」なんて当然のこと。今回も、R. L.バーンサイドやジミー・ヴォーンといったブルース系の巨人たちのライヴを見られなかったり、友人や知人のライヴでさえ、見ることができなかったというのが悔しくて仕方がなかったものです。

 今回はマグの写真家4名にライター1名が、文字通り、オースティンの街を縦横無尽に走り続け、かなりの数のアーティストを取材することができた。とはいっても、全体からすれば、雀の涙程度の数なんだろうが、それをこれから順次アップしていく予定。取材しているアーティストのリストは右側に記して、リンクも作っているのですが、このイントロ原稿がアップされた時点では未着です。原稿が集まり次第、トップページで紹介していくので、お楽しみに。
SXSW 2008
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buttonRodrigo Y Gabriela (30th Mar. @ Shibuya Duo Music Exchange)
buttonSouth by Southwest Music Festival + Conference with intro (ENG / JPN) & Over all photo report feat. Asylum Street Spankers (13th Mar. @ Esther's Follies, Austin), Daryl Hall (12th Mar. @ Lone Star Lounge, Austin), Daniel Lanois (12th Mar. @ Pangaea, Austin), Bonnie Bramlett (12th Mar. @ Pangaea, Austin), Alabama 3 (12th Mar. @ Latitude 30, Austin), Billy Bragg (13th Mar. @ SESAC Day Stage Cafe, Austin), Body of War (13th Mar. @ Stubb's, Austin), Old Man River (13th Mar. @ 18th Floor Hilton Gardern Inn, Austin), YB (13th Mar. @ Burbon Rocks Patio, Austin), BoDeans (14th Mar. @ Auditorium Shores Stage, Austin), The English Beat (14th Mar. @ Momo's, Austin), Kitty, Daisy & Lewis (14th Mar. @ Ninety Proof Lounge, Austin), Cherine Anderson (15th Mar. @ Flamingo Cantina, Austin), Bobby Whitlock & Coco Carmel (15th Mar. @ Cedar Door, Austin), Was (Not Was) (15th Mar. @ La Zona Rosa, Austin)
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